職員室の声

雑談力と興味関心

2020-12-04

高校生物を担当しています,園内です。
仕事柄、相手に色々話をする立場ではあるのですが,
私は人に話すことが絶望的に苦手です。
授業の説明も決して上手くないのですが,なによりも雑談が全く出来ません。

巷では「話」をテーマに取り上げた書籍がいくつも出版されています。
私が読んだことがある本を紹介すると,
福田健『“大人の気づい”ができる人の話し方』(三笠書房)
齋藤孝『雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール』(ダイヤモンド社)
五百田達成『話し方で損する人得する人』(ディスカバー・トゥエンティワン)
等と,挙げだしたらきりがないほど。
それだけ,「トークセンス」って注目されているのだろうな,と思います。

自分の周りの人たちをよくよく観察していると,その大切さが分かる気がします。
雑談が上手な方は,誰とでも話をすることが出来るからか,
話題の引き出しがすごく多い印象があります。
先日,ある生徒と職員と私,3人になる場面があったのですが,
その生徒と職員は部活の事や研修旅行の事,人間関係の事等と,
次々に話題が出てきて会話が盛り上がり,数十分と会話を続けていました。
その様子に私は只々感心するばかりでした。
私はというと、終始無言、相槌を打つくらいしかできず・・・。

また,人と話す中で相手の情報を色々入手していくからか,
人間関係を上手に構築できる一面も持っているように思えます。
今相手が求めていることを拾い上げ,仕事に繋げたり,
前に聴いた話題の続きを伺ったり,
会話から相手の性格を汲み取り,その人に合った言葉を返したり,
話の中で人間関係を非常にうまく構築しているなと感心する事が多いです。

こういった,実際の様子を観察してて思うのが,
雑談が出来る人はおそらく他者への関心が高い人なのでしょう。
まだまだ私は他者理解や興味関心が弱い上に、
自分自身が何をしたいのかも浮かばないような人間で、
休日があるくらいなら仕事で進めておきたい作業を片づけることしかすることが無い有様です。
その在り方を変えないといけないのですが,上記の書籍を読んでも今この始末,
自身の学びの足りなさと周囲への関心の低さに辟易する次第です。
(もっとも、辟易しているのは周囲の方々かも知れませんが・・・)