持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択され、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいます。
私たち鹿児島第一高等学校は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。本校では、生徒全員が取組むことと同時に、より積極的に活動が出来るよう【SDGsクラブ】を設立して活動をおこなっています。希望者が入部可能となっており、運動・文化系の部活も兼部可能な本クラブでは、取り組みたいゴールテーマに基づいて、いくつものチームが活動を行っています。
鹿児島中央駅アミュ広場で開催されました、てゲてゲハイスクールフェスティバル2023にSDGsクラブが参加しました。火山灰アートが体験できるブースを設置して多くの方に体験していただきました。火山灰の有効活用を考えてくれるきっかけになるといいですね。
詩音助産院の助産師であり、霧島市男女共同参画審議会委員である大村さんをお招きして専門的な知見から、ジェンダー平等を校内で推進するための「校内での学習会」に向けてアドバイスやご意見をいただきました。丁寧かつ的確なご指摘をいただき、まさに「目から鱗」な話を聞くことができました。今後の活動の指針となる、非常に有意義な時間となりました。大村さんありがとうございました。
日本たばこ産業株式会社様主催のイベントに参加しました。重富の森は、昭和 23 年に JT の前身の大蔵省専売局が、樟脳を精製する原木となるクスノキを育成するために取得されました。樟脳の用途は幅広く、衣類の防虫剤、香料、医薬品、溶剤、写真フィルムなどの原料であり、かつては日本の主要輸出品だったそうです。たばこや塩と同様に、樟脳も専売制(明治 36 年-昭和 37 年)が敷かれ、外貨獲得や近代化学工業の先駆けであるセルロイド工業の原料として、明治から昭和初期の経済発展の一翼を担いました。合成品や石油化学工業の登場で樟脳産業は衰退し、昭和 37 年の専売廃止とともにクスノキ育成林の役目を終えました。その後は未利用資産として管理されたため、約 98ha と広大な森は、多様な草木や生き物が暮らし、数々の渡り鳥たちが、羽を休めにやってくる豊かな森に育ちました。今では地域の方々の憩いの場や散策コースとして利用されています。さまざまな命を育む森には、錦江湾に浮かぶ美しい稜線の桜島が望める見晴台、森を縦断する歴史街道「大口筋白銀坂」、島津義弘の初陣の地、噴火や隆起など地球の営みを実感できる地形など、見どころもさまざまです。 今回、鹿児島第一SDGsクラブの3名が参加し、森林保全活動を行いました。また課外授業の時間を頂戴して、SDGsについて説明と、本校の取り組みを紹介させて頂きました。
本コンテストにおいて最優秀賞を受賞致しました。
霧島市長に表敬訪問を行い、受賞報告とSDGsへの取り組みの報告を行いました。